コロナ禍における会社のイベントについての考察
はじめましてこんばんは。今日もおつかれさまです。
はじめましてではない人も、今日もおつかれさまでした。
今日はちょっと趣向を変えまして「コロナ禍における会社イベント」という観点から難しさや工夫などを少しお話できたらと思います。
読了までは5分くらいでしょうか。しばしお付き合いください。
結論、非常に端的にまとめてしまうと「正解はない」ということです。
「新様式」と言ってるくらいなので「今までこれを正解にしておこう」という状態が通用しなくなるということ。
なので、いろいろ試行錯誤しながら「こういうのってアリ?ナシ?」「こういう感じにすると楽しい?楽しくない?」みたいことを模索しないといけない状態に強制的になっている、というところの理解がまず必要なのです。
忘年会。今まではオフィスにケータリングしたり、みんなでお店にいったりしていました。もちろんリアルで会食です。その昔はわざわざ「リアルで」なんて説明はいらなかったのですが、そんなあたりも新様式ですね。
オンラインでの会食は工夫が必要
去年はラジオ番組を作ってzoomを利用してのオフライン開催にしました。これは初めての試みでした。「zoom飲み」という言葉も流行しましたね。ただ、無策でzoomを使ったオンライン飲み会をすると、かなりの確率で「イマイチな感じ」になってしまいます。
ひとつは「どんなに大人数だったとしても基本喋れるのは1人」ということ。そして同時にしゃべる1名以外はみんな聞き役を強制されるということ。
ふたつめは「各自宅の回線状態に依存して快適に会話ができない状態になる可能性がある」こと。これもリアルな会食では発生しえない懸念です。
そのほかにも「話が盛り上がっているときに家のピンポンがなる」「タイムラグでしゃべる・聞くのタイミングがバッティングしてお互いにどうぞどうぞしてしまう」などなど。今となってはzoomあるあるかもしれないですが、「リアル会食では問題にならなかったこういう1つ1つの課題に対して工夫が必要」というところが、とても重要なポイントかなと思います。
(zoomはコロナ禍に飛躍的に知名度をあげたオンライン会議システムですね。IT以外の業界でもこれだけ普及したのはびっくりでした。閑話休題。)
新型コロナに対してのいろんな価値観に耳を傾ける
もうひとつの難しさ。それはそれぞれの価値観が多様であることの再認識です。会社のイベントとして忘年会などの会食を企画するとき、この価値観に個人差があることをしっかり認識することがとても重要でした。
「コンビニにいくのも週に1回にしている」人から、「いうても風邪でしょ?」っていう人まで。自分や家族が喘息をもっている、家族に高齢者がいる、などなど。本当に各家庭によって事情が違います。そういうことに対して理解を示すことをほんの少しでも怠ると、楽しむためのイベントが楽しくないものになってしまうのです。
さて今年は・・・
ちょっといろいろと私の個人的な見解も交えてお話をしてきましたが、「そもそも新様式なんだから課題もたくさん、その分工夫が大事だよ」ということと、「コロナ禍に対しての個人個人の価値観はしっかり耳を傾けないといけない」ということをお話しました。
ちなみに私の所属する会社では、今年は「そもそも忘年会を開催しない」ということになりました。もちろん正解はありません。この判断も「みんなにとってどうだったか」をひとりひとり感じたことを聞いて、よかったのか、残念だったのかを効果検証していかないとと思います。「開催がなくて安心したひと」も「開催がなくて残念に思ったひと」もどちらもいるでしょう。(そもそもコロナ関係なく、そういう飲み会が苦手でラッキーと思ったひともいると思います。そして、それはそれで大事な価値観だと思います)
うちの会社で毎年開催していた「忘年会」って何のためにやっていたのかな?会社として何がしたかったのかな?という制度趣旨に立ち返ってみたときに、「懇親目的」「士気をあげる」「会社としての一体感を高める」などなどの目的を洗い出したときに、なにより一番は「ねぎらいたい」だったなと思い至りました。
いくら緊急事態宣言下じゃなくなったとはいえ、オミクロン株やデルタ株など、連日ニュースになっているこの状況で「オフラインの会食」にするのは抵抗のあるひともいるだろう。そして、「オンラインの会食」とした場合は、それこそテレビ番組っぽく、オフラインでも楽しめる工夫がないとどうしても白けた感じになってしまう。
それならば、今年は忘年会そのものを非開催にして、ひとりひとりに贈り物を送ろうと。そういえば日本には「お歳暮という文化」があるし、いいんじゃないか!?となり、まずはやってみました。また来年は来年考えます。
今日はコロナ禍と会社のイベントについての考察をまとめてみました。ひとつの参考としてもらえたらうれしいです。
そこそこ長くなってしまったのでそろそろこのへんで。
ありがとうございました!