思考について 

努力。人生のなかで何度も耳にする言葉じゃないでしょうか。
「努力は必ず報われる」であったり「努力は人を裏切らない」であったりみんなも一度は目にしたり耳にした経験があるのではないでしょうか。競争社会において努力なしでは簡単にはじかれてしまいます。ただその努力の方法は様々ですし正解は個々によって違うものでしょう。結果的に回り道をしてしまうこともあるでしょうし、努力が報われたのかどうかも判断できないようなことも多々あるはずです。手あたり次第、目に飛び込んできたものに照準を合わせて突き進むばかりでなく、一度冷静にどのような努力をするのが効果的なのか考えてみるのもとても大切なことだと思います。今日は思考について色々調べてみようと思います。

力(ちから)が欲しいか。
そう問われると「え、なんでそんなこと聞くんですか」って思ってしまう自分ですが素直に「はい、欲しいです」と即答出来るような人間が恐らく大成功を収めるのではないでしょうか。(当然大失敗もあるかもしれませんが……)
何か質問をされた時にそれはどういった意図での質問なのかきちんと理解するというのも大切なことで、それが瞬時にできないから自分はあれこれ考えてしまうのでしょう。経験によって補える部分も多いのですが応用問題のように少し条件が異なる質問なんかも多いので恐らくこういうことだろうとか予測や憶測で考えることも多いと思います。ただ、これはそれでも良いと思っていて、思考ロックという状態で考えることをやめてしまう事の方が悪だと思うのです。考えすぎて思考ロックしてしまう事もあるとは思いますがそうなった時に別の視点、別の思考法で考え直すことができるようにこのブログを残しておこうと思います。考えることが出来ない人間はいつまでも使わられる側で搾取され続ける人生となってしまうかもしれません。高校生のアルバイトとかならそれでも全然許されるでしょうし、そういう仕事も世に必要とされている側面も事実としてありますが。使われる側は責任もないし楽なのかもしれませんがその対価となる報酬は間違いなく低いでしょう。豊かな生活のためにも是非良い思考、良い選択、良い努力ができるようになりたいものです。

はじめに紹介するのは演繹法(えんえきほう)です。
これははじめに「事実」「ルール(法則)」「根拠」となるものを並べてそこから「結論」であったり「結果」を導き出すものです。三段論法とも言われるものですが「AはBである」「BはCである」ということは「AはCである」と結論つけるものということですね。のちほどピラミッドストラクチャーのところでも例を挙げますが根拠から結論を出すことで正当性を示すことができます。

天国とはどのようなところか、次は「帰納法」を使って考えてみましょう。
「天国とは死後の世界」「天国とは苦しみ等がない理想の世界」「天国には神様や天使がいる」「天国は善人しかいけない」ということが調べると見つかる代表的なところでしょうか。それらから導き出される結論は「天国はめっちゃいいとこ!」といった感じでしょうか。帰納法で大事なのは仮説を考えることにあります。「AやBが○○である」ということは「Cも○○なのではないか」という考え方で演繹法と違って予測やイメージが結論までの工程に入ってきます

命ある限りという曲をご存じでしょうか。
歌詞の中には「命とは電池みたいなもの」「なくしたら二度ともどれない」「天から与えられたもの」というような言葉が散りばめられています。11歳の少女が亡くなる4か月前に書いた詩が元らしいのですが、この詩の中で彼女は「だから一生懸命生きよう」という答えにたどり着いています。命ってなんだろう、生きるってなんだろうって人間なら一度は悩んだり考えたりしますよね。「考える」ということは「向き合う」ことでもあって彼女は11歳にして真剣に命というものに向き合ったからこそこの結論にたどり着き多くの人間の共感や感動を呼んでいるのだと思います。「演繹法」や「帰納法」などの思考法で答えや結論を導き出すことが重要なのではなくその結論に対してどう行動するかが大切だということを忘れないようにしたいものです。

さて、次にいくつかフレームワークというものを紹介しましょう。
ロジカルシンキングやシンキングフレームワークも人生で迷った時にあなたを助けてくれるかもしれません。これまでに自分が書いてきた「PEST分析」「5フォース分析」もそのフレームワークとなります。分析するという点では他にも「3C分析」や「STP分析」、「SWOT分析」や「4P分析」、「バリューチェーン」などのフレームワークがありますね。(今回は分析系のフレームワークの紹介はしません!興味のある方は調べてみてください)
今回紹介するのは思考そのものではなくそれを助けるものという認識です。

ええじゃないかピラミッドストラクチャー。
ピラミッドストラクチャーとはジェームズ・O・マッキンゼーが考案したものと言われています。先にご紹介した演繹法なんかでも使えるのですが「結論」と「根拠群」を図式化することでロジカルに結論の正当性を示せるモノですね。このピラミッドストラクチャーは相手に示すだけでなく、あなたが出した結論が本当に正しいのか精査することにも使えると思います。ロジックツリーにも似ていますがロジックツリーは図式化することで課題や原因を紐解くために使われるもので目的が異なります。ロジックツリーはグループと構成要素とで要素を分解して枝分かれしていくものです。用途に応じて使い分ける事ができるといいですね。

もれなく、だぶりなく。
MECEについて簡単に紹介しましょう。「Mutually=お互いに」「Exclsive=重複せず」「Collectively=全体に」「Exhaustive=漏れがない」で頭文字をとってMECE(ミーシー)と呼ばれています。物事を考えるときに「もれ」や「だぶり」のない分類をすることで正しい結論を出そうね、というものになります。婚活市場においては「結婚したい男性」「結婚したい女性」というカテゴリだけではなく「バツイチ独身」や「バツイチ子持ち」もいるでしょう。「バツイチ独身」の中には「結婚したい男性」も「結婚したい女性」もいるので「だぶり」が発生しているということになります。これらを「もれ」も「だぶり」もない分類をすることで市場の混乱や課題解決の精度をあげられるでしょう。

変化するものと認識した上でマーケティングを成功へと導くフレームワーク、AARRRモデルというものを紹介しましょう。
ビジネスをグロースする上でも有効と言われてフレームワークです。AARRRで「アー」と言うらしいです。Pirate Metrics(海賊指標)なんて呼ばれ方もあるようですね。自分もこれは調べたことがなかったのですが顧客行動を分析することでグロースハックしようと考案されたものとのことです。「Acquisition=獲得」「Activation=活性化」「Retention=継続」「Referral=紹介」「Revenue=収益」の頭文字になります。
「Acquisition=獲得」は、顧客はどこから来るのか、どのように獲得するか。WebマーケティングだとSEO対策やリスティング広告なんかがこれに含まれます。
「Activation=活性化」は、顧客の行動の活性化で「購買意欲の活性化」とかに当たります。サイトの滞在時間や離脱率なんかを調べてUI改善なんかをしようってやつですね。
「Retention=継続」は、顧客が継続して購買してくれるようにどうしたらいいか考えようってことですね。オンラインゲームなんかだと「シーズン報酬」や「期間限定割引」とかをちょこちょこやってきますよね。
「Referral=紹介」は、既存ユーザーが新規ユーザーを獲得してくる流れを指します。「口コミ」であったり「紹介キャンペーン」であったり「Twitterでリツイートしてくれたら割引」とかもありますね。
「Revenue=収益」は、収益化における課題の分析と解決をしようってことですね。収益の最大化という点では成功しているビジネスはそこまでないと言われています。収益化できたことにほっとして最大化まで至らないケースに陥ることは往々にしてあるようですね。
興味のある方はこれもちゃんと調べても良いのかもしれません。

えー、まとめると要は「思考する上で大事なことはきちんと整理する」ってことかな。
物事を考えるときに正しいのか不安になったら一度分析して整理整頓してみるのがよさげですね。図として書き出すだけで見えてくるものもあるかと思います。ロジカルシンキングからたどり着いた結論であれば周囲の同意や共感も得ることが容易くなるのではないでしょうか。はじめは時間がかかるかもしれませんが慣れてくれば早くなると思いますし、同じパターンとして瞬時に答えが出せるモノもあるかもしれません。活かし方はあなた次第。考えた軌跡を残すことで納得のいく答えを出す。それが成功への近道になるのかもしれません。

るから始まる言葉、難しいな……。
自分のブログは見出しや目次といったものを使ってきませんでした。これには理由があって、実はこれまで自分が書いてきたブログには共通の仕掛けというか隠しメッセージを残してます。気づいてるぜ!って人もいるかもですが段落の頭文字を集めると……
吉田松陰、マーガレット・ミード、相田みつを、渡辺和子、そして今回は福沢諭吉の残した言葉となっています。こういうの子供の頃に大好きでした。こういう遊び心みたいなものはいつまでも持ち続けたいですね!こちらからは以上です。オーヴァー!!!!

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