【社内】手軽にラジオをやってみた【実験】

ニコニコ企画室:某会議にて

最近、インフラ刑事の連載も止まってるし、アピールが足りないんじゃないのかね?

はっ・・・仰る事はごもっともですが、あのテンションで文章を書くのはなかなかに・・・

何かこう…いい感じの、新しい企画が必要なのではないかな
ナレッジや情報を共有し、コミュニケーションのきっかけになる…斬新なアイデアっ…!

皆が別々のプロジェクトを抱え、打合せの時間などを考慮すると…

そのような企画は土台無理だと…砂上の楼閣…そう言うのかね…?

いえっ…!決してそのような事は……1つ…1つだけあります…

ざわ・・・ざわ・・・

社内ラジオっ……!!社内ラジオを始め、毎日、定期的に話題のニュースやセキュリティ情報、私の持っているナレッジを話題にして発信していく事で社内でのコミュニケーションのきっかけとするのはいかがでしょうっ…!

ククク…面白いっ…!リモートワークが推進され物理的な距離が開く中でラジオを通じて社内の共通話題を作りつつ触れ合いの場を作るということだな

その通りです、「ラジオを聴く」という簡単な動機、コミュニケーションの必要がないという安心感っ……!それが参加のハードルを下げることでしょう

その案悪くない……悪くないが肝心な部分が抜けている……社内の交流っ…!

ご心配にはおよびません。彼らはラジオを聴くという行為に隠れた狙いに気づきません。
ラジオを聴いている時点で捕われているっ…「リスナー」という網にっ…!
そして「パーソナリティー」である私がいる…ここまで言えばお分かりでしょう。

なるほど、気がつけば繋がれているっ…!コミュニケーションという鎖っ…ククク…
なかなかの悪魔的発想っ…!面白い、やりたまえ…存分にっ…!


ということで社内ラジオをやることに

(ここまでの流れは少々脚色されています、実際はとても和やかで優しい世界です)

はい、長い茶番を終えまして。簡単にまとめると、

  • お茶会(15:00〜15:30の雑談タイム)に人が集まりづらくなってきた
  • 最近、外部のセミナーとかよく受けてるのでその情報とかみんなにシェアしてあげたら?というニーズがあった

ということで試しに社内ラジオをやってみるか、ということになりました。
(共有会やるっていうと全員の時間調整とか資料準備とかめんどk・・・)

さて、どうしたもんかな

やると言ったものの、考えなくてはいけないこと、クリアしなくてはいけないことがある。

  1. どうやってラジオを配信するのか
  2. どう人を集めるのか
  3. 来れなかった人へのケアをどうするのか

さらに追加で縛りを自ら課してみた(ドMかな?)

  • 「極力、コストはかけないものとする」
  • 「極力、運用はシンプルにする」

いや、だってコストかければこんなんいくらでもできるやろ。
それに、手軽に出来るようにしないと属人化するやんか(汗)


私、考えました

この要件をクリアするためにプロテイン・ココア味をキメながら選びに選び抜いたツールはこちら。

配信:Nework

コミュニケーションツールですね。空間内に部屋を作って話をしたり、個別で話したりできるサービスです。
これを選んだ1番のポイントは部屋の会話を聞くだけのモード「聞き耳」があること。
つまり部屋の中はスタジオ、リスナーは聞き耳で参加という構図が実現できるワケです。他にも候補はあったのですが、Neworkにするにあたっての比較はこちら


Zoom・・・録画、画面共有、チャットと機能は揃っているが、URLを踏んで参加するという心理的なハードルがあり気軽というわけにはいかない(入ると抜け辛いという心理的な圧迫もあると思われ)
Discord・・・これも機能は揃ってるんだけど、こういうのに慣れてる人ならともかく初めてという人にはちょっと敷居が高い
Slackのハドルミーティング・・・全員が有料版じゃないと使えないので今回はパス

告知:Slack

もうこれは有名なチャットツールなので特に説明はいらないでしょう。
これで全社員が入っているチャンネルにラジオの告知をすればいいでしょう

とりあえずやってみた

まぁ、とにかくやってみようという事でスタート。
テーマは日替わりで何か考える(ゆるい)Slackで告知を行なって16:30〜16:45からNeworkの専用ルームで開始。
聞きたい人は「聞き耳モード」で参加してもらい、とりあえず準備はそこそこに台本なしの即興タイム!

反応やいかに・・・

ちょうどその時間に空いてた人が勢揃い!

スタートはいい感じ。話が終わったあとは時間のある人は入室してもらって雑談。
話してた内容を中心に、質問や議論もあってとても良い空気!

フィードバック!!!

3〜4回ほど、ラジオを開催したある日のこと

「聞きたいと思ってもタイミングが合わない」
「ついつい忘れちゃう」
「あとで聞きたいから録画とかないの?」

ありがとう・・・そして、ありがとう!

フィードバックはとてもありがたい!!
さて、この課題をクリアするためには・・・

録画してアーカイブ作ればええやん!

さて、ここはインフラ担当の力でちょちょいのちょい。
AWS CloudFrontでアーカイブのページを作って、DropBoxに録画データをおけば特に環境に依存せず見れるはず。
あとは録画ツールの問題か・・・安価かつ誰でも使えるもの・・・

収録:QuickTimePlayer

これはもうMacなら標準搭載のプレイヤーですね。
これ実はマイク入力と画面の収録ができるんですね、手軽だし!
そして出来上がったものはこちら!!(雑HTML

社内ラジオVer2!!!

これらを踏まえて出来上がった仕組みはこちら

  • 時間は16:30〜17:00で開催(ラスト15分は参加者を交えての雑談タイム)
  • テーマは日替わり
    (セキュリティ情報やニュース、僕の設計手法やマネージメント、インフラなど即興)
  • 録画はあとで全員にシェア

こんな感じで日々、喋っています。

良かったところ、やってみて分かったことなど

  • 良い!)トーク後の雑談で色々な意見がでるようになった
  • 良い!)自分の技術領域以外の話が気軽にラジオで聞けるのがいいという意見が出た
  • 発見!)「聞き耳」という機能があってもやっぱり入り辛いという声があった
  • 一番の問題)パーソナリティの心の強さ(ギャラリーがいなくても喋る気力w

まとめ

という訳で、手軽に社内ラジオをやってみようという企画をご紹介しました。
これからもこの社内ラジオは続けていこうと思います。
リモートワークが進むこの中で、どう社内の情報共有をしていくか、コミュニケーションをしていくかの
一助になればいいかな?と思います。

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