技術が自分のキャップになる話。
こんにちは!
株式会社アンテクのきょんまるです。
デザイナーをしたり、ディレクターをしたりして、お客さんのやりたいことや達成したいことをお手伝いする仕事をしています。
ずっと書こう書こうとしていて書けなかったブログなのですが、先日誕生日を迎えたという記念に書き出してみようと思います。
(なぜ誕生日当日じゃないのかというと、単純にその日のうちにアップできなかったからです。ううう・・・)
「技術ブログ」ということなので、わたしの場合だとデザインの技術を書くのがいいのかなと思ったりするんですが、よくよく考えてみるとわたしの作るデザインて、デザインの技術とはちがうところがベースになっているよなと思うので、わたしの技術ブログは、デザイナーだけどたぶんデザインの話は少なめになりそうな感じがします。
それでは一発目、いってみましょー。
ヒアウィーゴー!
新人時代の自分のこと。
一発目の今日は、過去に自分が体験した「技術が自分のキャップになること」について書いてみようと思います。
令和の今となっては、デザイナーはマークアップやコーディングをしないこともあると思うんですが、わたしがWebデザイナーを志した18年くらい前は、自分がデザインしたものは自分でコーティングするのが普通でした。
当時、Flashというアニメーションやら動的な挙動やらを作れるソフトもあって、デザイナーのスキルのひとつとして、できることが必須のような空気もあったので、Flash内でだけ使えるアクションスクリプトを見よう見まねで書いたりもしてました。
就職した会社がベンチャーだったこともあって、フルスタックでできるのはすごく貴重なことだったし、なにより当時の自分は、デザインにしろ、コーティングにしろ、Flashにしろ、やったらやっただけ「自分で」できるようになるってーことが嬉しかったんですよね。
いつしか、
サイト構築から中のプログラムまで、全部自分でできるようになりたい!!
と思うようになりました。
だって、1人で全部できちゃうのって、ステキじゃないですか。
誰にも頼らずにできちゃうなんて。
そんな風に思うようになったのです。
すぐやってきた行き詰まり。
でもそんな自分は、ある時、無意識の悩みに気づきます。
「わたし、自分がコーティング出来る形しかデザインできない・・・」
いつのまにか、自分が作れるものしか作ろうとしなくなっていたのです。
当時はまだ、今ほど自由にwebでレイアウトは出来ない時代ではあったんですけど、それでもちょっと変わってていいなと思うデザインはあったりするわけです。
でもそれを見つけても、
「これ、どうやってコーティングするんだろう?」
が頭をよぎると、取り入れる勇気がもてなくて、自分がコーディングできることを条件にデザインを作るくせがついていました。
それならば、コーディングスキルを上げればよいじゃんか!となるわけですけど、なんせ遅い。要は、コーディング自体が苦手だったのです。
苦手を放っておくのも悔しいので、一通りのスキルは身につけたし、出来るようにはなったんだけど、どうしても自分ができることに縛られたデザインになってしまう。
そしてそれは結局、自分がWebデザインを通してほんとにやりたかったこと、
「お客さんのやりたいことをお手伝いする、叶える」
が出来ないということになってしまったのでした。
コーディングが必須と思っていたわたしには、これは結構な悩みになりました。
おそらく当時からわたしは、自分のスキルアップをしたいというよりは、「お客さんを喜ばせる」ことをしたかったんだと思います。
そして転機はやってきた。
そんなときにふられたのが、
「自分でコーディングしない案件」。
そしてコーディングしてくれたのは、当時存在する技術を自由に使ってコーディングできる人。
「こんなふうにしたいんだけどできる?」
「こういう動きを入れたいんだけど、可能かな?」
おそるおそるたずねると、そのどれもに、
「大丈夫ですよ〜!」
「そんなにむつかしくないですよ!」
って返ってくる。
そう。
わたしがどんなふうにデザイン作っても、実現してくれる人が現れたのでした。
そしてわたしは、「自分の技術が自分のやりたいことへのキャップになっていた」ことに気づいたのでした。
そのあたりから徐々に、マークアップやコーディングをお願いすることができるようになってきて、それまで以上にデザインが好きになったし、お客さんに提案するのが楽しくなりました。
アンテクにも今、めちゃめちゃ頼れるマークアップエンジニアさんがいてくれるので、わたしは思う存分、お客さんにとってよいと思われるデザインを作ることができています。んもう、感謝しかない!!!!
ほんとにいつもありがとう〜〜!!!っていう気持ちです^^
「自分ができる範囲」に縛られていいのかな?
デザインにしても、プログラムにしても、「自分ができる範囲」を理解していることはすごく大事だなーって思うんですけど、「そうじゃないとダメ」とは思わななくていいんじゃないかな、というのが今日のお話しです。
「自分ができる範囲」でやることに決めてしまうと、プロジェクトのゴールにキャップをしてしまうことがあるよなぁと思うのです。
「世の中にある全て」で考えると、もっと遠いところまでいけるかもしれないのに、もっと素敵なものが作れるかもしれないのに、それを自分というキャップで留めてしまうのはもったいないなと思います。。。というお話しをしました。
逆に、「自分でできることを増やすのが目的なのだ!」という場合だったら、「自分ができる」にこだわるのは合ってるのかもしれないですね。
だけど、「プロジェクトをいい感じで進めたい」「このプロジェクトをいいものにしたい」が目的だった時には、「自分」というキャップをはずしてみたほうがいいこともあるんじゃないかなって思います。
というわけで。
というわけで今日は、
技術が自分のキャップになってしまったことについてお話ししました。
きょんまるが所属する、株式会社アンテクは、「安定 プラス クリエイト」を合言葉に、
ITを通して、クライアントさんのやりたいことに寄り添って、その実現をお手伝いするお仕事をしています。
企画をしたり、Webサイトを作ったり、システムを構築したり・・・が得意です。
気になるな〜、一緒にお仕事したいなって思ってくださった方は、ご連絡くださいね。
それでは、また^^