デザイナーはゆるふわな仕事じゃないよ?
こんにちは!
株式会社アンテクのきょんまるです。
UX/UIのデザインをしたり、ディレクションをしたり、コンテンツを作ったりして、デザインを通してお客さまのやりたいことや達成したいことをお手伝いする仕事をしています。
とうとう明日から、2021年も最後の週に突入しますね!
(暦の上では再来週が最終週だけど、お仕事的には明日からが最終週なので!)
明日からの週には「クリスマス!」「イブ!」といった、華やかな行事もあるわけですがぁ、
きょんまる的には、
「リリース!」
「仕事終われるのか!」
というワードが心に響いています。
さーさー、この1週間、どうするんだ!どう乗り切るのだ!きょんまるよ!
お前の力を見せてくれーーーーーー!!!!!!!!
と、自分で自分に語りかけ、ハッパをかけながらやっていきたいと思いますっ。
がんばるわよっ!
えいえいおー!
さてさて。
アンテクでは、12/1から「アンテクアドベントカレンダー」を実施しておりまして、
毎日なんかしらの記事が公開されるというイベントを行なっております。
この記事は、そのイベント用記事として投稿しています。
きょんまるは、12/25まで、毎週土曜日担当として投稿していく予定でした。
が、のっぴきならない事情から、今週は土曜日山﨑氏、日曜日きょんまるという形でお送りしておりますっ。
ご容赦くださいませ。
来週土曜日は、きょんまるが書くよっ!
今回は、先日SNS等でざわざわした、
「大人のなりたい職業ランキングTOP10
で、Webデザイナーが8位を獲得したことをもとに、
「Webデザイナーはゆるふわな仕事じゃないよ?」
というテーマで話してみたいと思いますっ。
それではいってみましょー!
ヒアウィーゴー!
Webデザイナーを志す理由。
エラベルさんの記事に掲載されてたTOP10はこんな感じ。
Webデザイナー、プログラマーが、なんとTOP10入り!すごい!うれしい!
なんでこのエラベルさんの記事をもとにブログを書こうと思ったのかというと、
うれしいと思う反面、
その記事の中で書かれていた、
「どうしてWebデザイナーになりたいと思ったのか?」
という質問の回答で、ちょっと疑問に思ったことがあったからでした。
みんなの理由を少し抜粋すると、
「在宅で手に職をつけたい」
「企業に勤めることもできるし、フリーランスでもできるから」
「デザインに興味があり、今勉強中なので」
「在宅ワークができる仕事をしたい。特にデザインの仕事は自宅で仕事した方がはかどるので。休憩も自分のペースでとれるところも良い」
・・・などなど。
要は、「在宅でできる」「デザインに興味がある」「フリーランスでもできる」といったようなところが理由なのですね。
で、この理由、実はわたしもすごくよくわかって、
実際にデザイナーを志そうと思ったとき、自分ははじめ地元の兵庫県にいて、とある事情から東京に出る必要があったので、
「Webデザイナーなら、在宅でもお仕事できて、場所に囚われず働くことができるんじゃないか!」
って思ってたことがあったのです。
なので、多くの方が、「在宅」「フリーランス」「デザイン好き」といったキーワードで、Webデザイナー良き!って思う気持ちもめっちゃわかるんですよね。
だけど、実際にはじめてみると、思っていたのとは違ったな〜wという感じだったので、こいつはいっちょ、これをテーマにブログ書いてみるか!となったわけです。
スクール卒業後、いきなり仕事はできなかった。
きょんまるは20代前半、電気屋で働いてまして、
そこでインターネット通販担当になったことをきっかけにWebデザインに興味をもって、仕事しながらデジハリというスクールに通って、Webデザインの知識と技術を身につけました。
当時としては、結構高度なことを学べたと思います。
そして、スクール経由でとある企業にスカウトしていただいて、
Webデザイナーとしての一歩を踏み出したのでした。
技術としては、
illusraterも、Photoshopも、当時あったFireworksも使えて、
Dreamweaverでコーディングするという、
当時求められてたものからすると、必要十分な技術自体はもっていたと思います。
だけど、ちっともいい仕事ができなかったなー。
それもそのはず。
「お客さまの要件がわからない」
「分かっても、その要件をどうやって満たしたらいいかがわからない」
状態だったのですよ。
つまり、そもそも何を作ったらいいかがわかってなかったんですね。
幸か不幸か、最初に勤めた会社では、
ディレクターがつかず、自分で要件をキャッチアップして、
自分でサイトを作ってリリースしなければならなかったんですけど、
作ったものへのクレームも、自分で全て受けてました。
なので、作業中に電話がかかってきて、
「あなたに作ってもらったホームページ、全然問い合わせがこないんだけど、どういうこと?!」
というお客様のお怒りを左耳で拝聴しながら、
サイトの修正を行う・・・なんてこと、ざらでした。
会社に勤めていたので、普通はそういうとき、
先輩スタッフが助けてくれたりするものだと思うんですけど、
幸か不幸か(ほんとこれw)、デザイナーが自分しかいないために
誰にも助けてもらえず、
ひたすらお客さまのお怒りを受けたりしてました。
別の時には、お客さまのご要望通りのデザインを作って、
いざリリース!!!という前日に、
「実はこのデザイン、気に入ってなかったんです・・・」
と言われて頓挫する、といったこともありました。
その時は、ご要望のデザインを、そのまま作っていたつもりだったんですよね。
つい昨日まで、お客さまは「いいですよね!すごくいいです!!」
とおっしゃってたんですよ。
なのに、その次の日に思いっきりの掌返し。
これ、結構パンチが効いてて(w)、
意味がわからなくて、めちゃめちゃ落ち込みました。
・・・
デザインやコーディングをずっと勉強して、技術が少しずつ向上しても、
こういったことがいくつもあって、
実は何度もやめようかと思ったこともありました。
デザインよりも大切かもしれないもの。
きょんまるは、「お客さまの役に立ちたい」っていう気持ちをベースに
Webデザイナーを志したので、
自分が作ったもので、
「お客さまがクレームを入れる」
「気に入ってないと言い出せずに苦しんでいた」
っていうのが、ほんとしんどかったんですよ><
役立ちたいと思って身につけた技術で、
しんどい気持ちになっちゃう人ができちゃうなら、
本末転倒ですよね。
ガチ、この仕事やめたほうがいい・・・・。
そんな風にも思って、いっとき、デザイナーをメインの仕事にするのをやめたこともありました。
だけど、少しずつ気づいていくんですよね。
「デザインは手段であって、目的じゃない」っていう根本的なことに。
たぶん、一番ハッとしたのは、
自分でプロダクトを作って、自分で広報活動をしたときかもしれないなー。
広報用のデザインを作ってた時、
「あ、お客さまがなにか作って欲しいときの感覚ってこれか!」
みたいに思った瞬間があって、
事業とそのために必要なデザインの関係みたいなものに、
気づいたことがあったんですよね。
そうしたら、なんか自分がそれまで、
独りよがりなもの作ってた感じがすごくして、
役に立ちたいって思い続けながら、
ちゃんとお客さまの話を聞けてなかったとか、
お客様のやりたいことを理解できてなかったとか、
そしてお客様のやりたいことを実現するための手段をちゃんを学べてなかったとか、
自分がなにができてなかったかがわかったような気がしたのです。
たぶん。たぶんですけど!
デザイナーにとって、デザインをつくる技術はめっちゃ大事なんだけど、
それよりももっと大事なのは、
コミュニケーションなんじゃないかなって思っています。
お話上手になる必要はないと思うんだけど、
お相手が、どんなことを想っているかとか、ほんとに言いたいことはなにかとか、
そういうのを、言葉や表情や仕草や雰囲気から感じ取ってあげて、
それをデザインで表現してあげれるといいんじゃないかなって思うんですよね。
コミュニケーションは一朝一夕では結べない
そう。きょんまるは、デザインを作る上で、技術よりももっと
「コミュニケーションが大事」なんじゃないかなって思ってるわけですね!
そして、この小さいタイトルにも書いた通り、
「コミュニケーションは一朝一夕では結べない」
とも思ってるわけです。
なぜなら、自分の思い通りにはいかないものだからです。
結構な時間、お相手のことを考え続けるし、
お相手の都合の良い時間に、自分の時間をさくこともあります。
でも、仲良くしたいお相手に対して、人ってそうしますよね?
好きな人に自分の気持ちをわかってもらいたい時って、普通にそうしますよね?
お相手と関係を結ぶ時って、はじめは自分の思い通りにならない時間なわけです。
でもそこを最初から、
「在宅で」「自分の好きな時間で」「自分の好きなデザインで」と自分の都合を主体に進めてしまうと、うまいことコミュニケーションとれないんじゃないかなって思います。
そしてそもそも。
「コミュニケーション大事だよ」って思えないと、
ほんとに需要のあるものを作っていくっていうことも難しいんじゃないかな?
あ、これは決して、
「自分の要望言っちゃだめだ!自分の想いは殺すのだ!」
っていってるわけではないです!
むしろ逆!
お相手のお話をめっちゃ聞いて、分かってあげて、その気持ちを汲んで、
その上で、自分が考えるいいことだったり、自分の要望を埋め込んでいく、作っていく・・・ってことが必要なのかなって思っているという話です。
すごく手間がかかる話ですよねw
でも、良いデザイン・ほんとに役立つデザイン、
この人に作って欲しいなって思われるデザイナーになるためには、
こういうのが大事だと思うんですよ。
Webデザイナーってこういうことをする人だと思っているので、
最初に抜粋した、Webデザイナーになりたい大人の方達の理由をみていると、
「おー、そこを重点に考えてWebデザイナーになったら、ギャップすごそうな気がするな〜〜」と思ってしまったわけです。
そこで、実際はこうだよって書いてみたくなったのでした。
最近は、ネットのセミナーで、
「未経験からすぐWebデザイナーになれる」
みたいな広告もよく見かけますよね!
だから結構手軽になれるもの、どっちかというと「ゆるふわな仕事」として
認知されてるのかな〜と思ったりするんですけど、
実際のところは、
技術習得のために時間をさき、お客さまのために時間をさく、
「ガテン系な仕事」
だと思いますw
でも、そこが面白い仕事でもあると思います^^
あと、初心者の方が、実務で使う技術を完全リモートで習得するのって実は結構コツがいる・・・と思う!んだけど、このあたりもやり始めて気付くと思うので、みんながんばって!!
(たぶん、教える側にもコツがいると思うのん)
一緒にいいもの作れるメンバー募集中^^
というわけで今回は、
「デザイナーはゆるふわな仕事じゃないよ?」
というテーマでお届けしました。
きょんまるの所属する、
株式会社アンテク は、「安定 プラス クリエイティブ」を合言葉に、
ITを通して、クライアントさんのやりたいことに寄り添って、その実現をお手伝いするお仕事をしています。
企画をしたり、Webサイトを作ったり、システムを構築したり・・・が得意です。
気になるな〜、一緒にお仕事したいなって思ってくださった方は、ぜひご連絡くださいね。
では、また^^