Shopifyを使ってみた
皆さんこんにちは。デザイナーのぽぬです。
今回はECプラットフォーム、Shopifyについてお話ししようと思います。
Shopifyとは
Shopifyはカナダ発のクラウド型ECサービスです。
どのプランも初期費用がかからないため、低コストで導入が可能です。
また、拡張機能であるShopify Appというものがあり、アプリの数は7000種類以上あります。こちらを使用することでShopifyの基本機能に備わっていないものを補うことができ、機能を拡張できる点においてはShopifyの最大の魅力かと思います。
2017年には日本語対応されてから日本での使用率も高くなってきているようで、Store Leadsの調査によると、国内導入数は2022年時点で2万店舗以上となっています。
料金
料金は以下の通りです。ベーシック、スタンダード、プレミアムプランによって料金が異なります。
これらのプランの違いとしては、スタッフアカウントの登録数、在庫のロケーション、クレジットカードの手数料率などが挙げられます。
詳細はこちらのページからご確認ください。https://www.shopify.com/jp/pricing
その他にスタータープラン、Shopifyプラスといった料金プランがあります。Shopifyプラスは価格がかなり高くなりますが、大企業や取引する商品が多い場合はこちらもおすすめです。
Shopifyの特徴
デザイン性が優れている
テンプレートが100種類ほどあるので、テンプレートでデザインしただけでも十分綺麗なサイトが作れます。無料〜有料のテーマ(テンプレート)があり、サイトの運用に合ったテーマを選ぶことができます。無料のテーマは現在11種類あるので、まずは無料のものから使ってみるのもいいかもしれません。
テーマのデザインはこちらからご覧ください。https://themes.shopify.com/?locale=ja
Shopify appを使用して様々な機能を追加できる
アプリにはShopifyが開発した自社アプリと外部の会社が開発した外部アプリが存在します。アプリの機能は様々で、商品レビューアプリやのしの設定ができるアプリ、受取日時の指定ができる機能を追加するといった購入者に役立つアプリなどもあれば、注文商品にルールを設定して自動で注文にタグ付けをするような商品管理にも便利なアプリが存在します。
アプリの操作においても、インストールして設定をするといった作業に難しい作業はあまりないので簡単に機能を追加することができます。
ただアプリを使用することで便利な機能は追加できるのですが、注意も必要です。アプリを入れすぎるとサイトが重くなってしまうので、アプリの数は7〜8個くらいまでに抑えた方がいいかもしれません。あとはコードで補える部分はコード編集でうまく代用します。
また、Shopifyについて書かれている記事はまだ少なく、アプリも海外性のものが多いため翻訳が必要になります。アプリ開発者に問い合わせする際も英語対応が必要になるため、ある程度の英語の知識があるといいかもしれません。
さらに外部アプリは様々な会社で開発されているため、アプリを多く入れているとアプリ同士で干渉してしまうことがあります。そうなると、新しくアプリを入れた際に元々入っていたアプリが正常に機能しなくなった…ということも出てきてしまう可能性があるので、検証には十分な時間をかけることをおすすめします。
LiquidというShopify独自のコードを入力してサイトを編集できる
ある程度のコード知識が必要になりますが、Liquidコードを編集できるようになればサイトデザインの幅がかなり広がります。コードはわからない部分が出てきたらShopifyコミュニティを使って質問を投げてみるのがいいです。コミュニティにはShopify専門のパートナーや企業の方がいるのでそういった方々から回答を得ることができます。
Shopifyコミュニティはこちら。https://community.shopify.com/c/shopify-community-japan-jp/ct-p/jp
※ShopifyコミュニティとはShopify製品に関する質問に対する回答を得たり、皆様の知識やノウハウを他のユーザーと簡単に共有したりすることができる場です。
使ってみた感想
Liquidという独自のコードを使用しているShopifyですが、Liquidのチートシートが公式で出ているのでプログラミングに強い人はすぐに扱えそうだなという印象でした。HTMLやJS、jQueryも使えるので他のECサービスに比べると本当に自由度が高いなと思います。
また、アプリの数がとても多いのでどれがいいのか本当に悩みます。。
同じタイプのアプリでも価格帯はそれぞれなので、アプリの無料期間を有効に使って、使いやすい&サイトの運用にマッチするアプリを検証するといいです。
ただ海外のサービスなので、先ほどもお話ししましたがアプリについてはほとんどが英語で書かれており、機能の説明には翻訳が必要です。私もGoogle翻訳を酷使しながら設定を行ったり、開発者へ問い合わせを行ったりしています。。またShopifyのテーマ設定自体は日本語対応されていますが、サイト上に反映される文言の表記などでところどころ日本語が気になる部分はあるので、自分で修正する必要があるなと思いました。(商品の金額の隣に税込表示があるのですが、デフォルトだと「¥〇〇〇(税込み。)」となっていたりしました。)
基本機能の設定をして何か困ったことがあった時はShopifyサポートに問い合わせることをおすすめします。私も実際にShopifyの機能で気になる部分、調べてもわからなかったものや表示の不具合があった時などは有効活用しています。
平日の12時~15時まではチャットでのやり取りが可能でその時間帯以外は、「メッセージを残す」という項目から連絡をすると48時間以内には返信が来ます。対応はスピーディーかつ丁寧ですし、問い合わせの対応が終了する頃にはサイト向上のためのアドバイスも残してくれます。
Shopify開発ではない外部アプリの問い合わせについては、基本的にアプリ開発者へ直接連絡するよう案内がありますが、アプリ名と問い合わせの内容を伝えれば代行で開発者へ問い合わせしてくれます。なので英語が苦手な人は代行を依頼するといいと思います。
まとめ
Shopifyはできることが本当に膨大すぎて、私もまだまだ確認できていない機能がたくさんあるかと思いますが、欲しい機能は大抵アプリやコードを編集することで解決できてしまうのがすごいところだと思いました。
以上になりますが、こちらの記事を読んでShopifyについて少しでも興味が湧いたら嬉しいです。