就業能力っていうの意識してます?

はじめましてこんばんは。今日もおつかれさまです。
私の勤めている会社で「アドベンドカレンダー」という催しが始まりまして
そんな中でブログを書こうとしています。

12月いっぱいはがんばってみようと思っています。
なるべく「読んでくれた方々の時間を使った程度には読んでくれた方々の役に立つこと」を書こうと努めていこうと思っているのでお付き合いください。

簡単に自己紹介を。(どんなおっさんが書いた記事なのかという情報として)
仕事 :Web制作会社でいわゆる営業職的な部分を主に担っていて
家庭 :40代も半ば二男二女の4児の父親でもありつつ
趣味 :最近はソーシャルビジネスというものに興味がある
まとめ:どこにでもいそうなおっさんです

写真:キャリアについて考えるのは小学生でも早くない

では!私のディティールはこんな感じで十分だと思いますので早速本題に!

今日、お話ししたいことは
「就業能力って意識してますか?」ということと、
「意識した方がいいですよ」ということです。
この時点で「無論わかっている」とツッコんだ人はもう帰って大丈夫です。

就業能力というのは「エンプロイアビリティ」という別名のほうが有名かもしれません。簡単にいうと「雇用されうる能力」ということで、この能力が高いと就職や転職がとても楽です。ぶっちゃけ「仕事を選ぶのに困らん状態」になるスキルなので、日本で楽しく暮らしていくには重要なもの。子ども達にも「必修スキルだよ」と声を大にして言いたいところです。

エンプロイアビリティとは厚生労働省職業能力開発局からこんな定義がされています。
(引用元:エンプロイアビリティの判断基準等に関する調査研究報告書について
A:職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの
B:協調性、積極的等、職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性に係るもの
C:動機、人柄、性格、信念、価値観等の潜在的な個人的属性に関するもの

写真:引用した報告書にあった図。Cは個人的で潜在的で見えにくいみたい。

はい。全然スッと入ってこないですよね。一瞬でわかるよう意訳しますね。
A:資格やスキルもあって仕事がめっちゃできそう
B:ポジティブで協力的で一緒に仕事したいと思わせるタイプ
C:とにかく性格が良くて、なんなら外見も雰囲気もいい人
こんな感じです。
蛇足かもしれませんが、ちょっとわかりにくいところを補足すると、Bは仕事に直接影響のある能力、Cは仕事関係なく滲み出る能力というくらいでしょうか。

もう20年くらい前でしょうか。
私が20代だったときに「エンプロイアビリティ」という言葉を見つけて、「自分の考えていた理論に名前がついていたのか!」とびっくりしたものです。高校入学したばかりの頃に初めてアルバイトに就いた時から、仕事をする上で必要な能力は「何となくでは身につかない」ということと、「業界や職種に関わらず共通的なものがあるはず」ということを、悶々と考えていたのです。(そんな妄想に駆られながら自身の職歴を汚しながら探求し、華の20代をしっかり黒歴史にしてしまったのはまた別のお話にします・・・)

お話しを戻しますね。
いま、何かしらの仕事に就いているひとに申し上げたいのは
・今の会社で経験している業務経験は他の会社に行っても使える?
・個人で磨いているスキルは労働市場においても価値のあるもの?

ということです。

そして、これから初めて就業しようとする人に聞きたいことは
・入る会社を調べるだけでなく業界や市場も調べてます?
・自分の特性や得意なことが市場や業界(会社ではなく)にどのような価値
がありそうかを把握しています?
というところ。

就業能力/エンプロイアビリティという概念は、会社においてももちろん、その先の業界や市場を意識してはじめて理解できるものなのです。

学歴:有名な偏差値の高い大学を卒業すること
資格:役に立ちそうな資格を得ること
職歴:(30代になると)社会に出てどんな会社でどんな仕事をしたか
このあたり、さすがに就職しようとするときには意識すると思います。学歴や資格など、がんばって手に入れたものもその就業能力の1つではあります。ただ、それ以外にもたくさんあるということを知っておく必要があるのです。事実、勉強ができることだけではなく、行動特性(積極性や協調性)は特に採用面談の際には面接官が目を光らせているところでもあります。

自分自身が「労働者」という商品だと仮定したときに、どんな業界でもどんな職種でも「ほしい」と思ってもらえるにはどうすればよいか。
就職、転職を悩むとき「自身の就業能力を上げること」を意識してきたひとは、きっと望む職業に就きやすいのではないかと思います。

私自身もう40代半ばですが、同い年くらいで「頑張ってきた学歴や職歴だけで勝負しようとするひと」を採用の際に目にすることもあります。
面接官は学校の先生ではないので「こんなことをしてきました」だけではなかなか刺さるポイントを見出しづらいです。

例えば
「品質に気をつけてプログラミングを10年してきました。」
という人と
「貴社がプログラム品質をあげる目的で取り組まれていることはどんなことがありますか?私は〜〜〜ことや、〜〜〜ことで、チーム全体のプログラム品質を向上できないか試し、実際に向上した経験があります。」
という人と。実は同じことをしていたとしてもちょっと視点を変えるだけで全然違います。

前者は「やってきたことをそのまま伝えている」に対して、後者は「経験を売り込んでいる」という点です。面接する側もこうやってわかりやすく言ってくれたほうが、具体的に自社にほしい人なのかどうかを考えやすくなります。このあたりは就業能力のアピールの仕方になるのですが、就業能力をあげることを意識すると自然と視点(視座や視野)も変わってくると思います。

だいぶ長くなってしまったのでそろそろこのへんで。
ありがとうございました。

写真:いい仕事していい肉食べよう

TAGS使用タグ一覧