営業職のススメ

はじめましての人も、そうでない人も。
今回もよろしくお願いいたします。
「営業職のススメ」と題して、職種のひとつである営業についてつらつらと書いていこうと思います。

今日言いたいことは
・営業職って不人気職なイメージあるけどステレオタイプの評価に流されているだけで、それって食わず嫌いなんじゃないの?
・ネガティブイメージのほとんどは営業職という職種が悪いのではなく、職場や環境が悪い可能性が高いかも?

という2点です。
「はいはい、なるほどですね。完全理解」と言うひとは、ささっと流し読みしてもらえたらうれしいです。そうでない人は「そんな価値観もあるんだね」と優しく流してくれたらと思います。

ステレオタイプのイメージってどんなもの?というところの共通認識から

まず営業職を経験してないひとでよく言いそうなイメージから並べていきましょう。「100人に聞きました」というわけではないですが、たぶんみんな言いそうなことをいくつか並べてみます。

①ノルマとかあるんでしょう?ノルマいかないと責められるんだよね?
②成績よくないと給料が下がるんだよね?
③朝から晩まで24時間働いているんでしょ?
④接待とかで顧客に媚びを売るのが仕事ってほんと?
⑤超絶体育会系で契約取れないと椅子に座れないって聞いたよ?
⑥騙したり脅したりして契約取らないといけないんでしょ?
⑦飲みニケーションやゴルフで仕事取るんでしょ?
・・・と、7つほど書いたら辛くなってきた。。この辺にしておきましょう。。

ただ、職種に対しての誹謗中傷なんじゃないか?って言うくらい、営業職に対してのネガティブイメージは都市伝説のように噂されます。ひどいものになると「営業をやってるひとって口ばっかり上手で責任感がない」とか、「営業同士で足の引っ張り合いをする」とか、しまいには「嘘をつく」など、根も葉もない(そういう人もいるかもしれないけど)ことを言われたりします。

実際、私も営業職だったときこんなことを言われたりもしました。そして当たらずとも遠からずの職場もありました。ただ、声を大にして言いたいのは「イメージ先行で”営業の仕事だけはやりたくない”って思ってしまうにはもったいない」と言うことです。

私は不動産・冠婚葬祭・教育・飲食・ITと、いくつかの業種で営業職に就く経験をしました。その中で「営業職特有のメリット」というところを3つほど書いてみたいと思います。

営業職特有のメリットを3つ言うよ!

①成果がわかりやすい
私が職業として経験した、ドライバーや塾講師、技術職や事務職、工員、ウエイターなどなどと比べると、圧倒的に仕事の成果がわかりやすいと感じました。成果がわかりやすいことで、会社からの評価も契約件数や担当売上など、数値化できるところで計られる点も、他の職種ではないポイントと言えそうです。(もちろん成果が良くないと言う点もわかりやすいと言えます)

②裁量が大きい
この点は成果にも絡んでくるのですが、簡単に言うと「成果が上がっていれば仕事の自由度が高い」ということです。例えばあるものを販売するときに「会社から支給されているパンフレットを使いなさい」と言われているとします。それに対して「追加で自分で資料を作ってアピールする」こともあるし、「自費で粗品を用意して好感を買う」ということもできます。(もちろん上長の許可は必要)要するに、成績を上げるための工夫は、個人に委ねられているということです。さらに他の職種に比べて「成績さえ上がっていれば許されることが多い」ということも感じました。職場によっては勤務時間が自由になるところすらあります。

③マーケット感覚が身につきやすい
ここは個人的な感覚かもしれませんが、私は営業職をやっていたことで感じた一番大きなメリットだと考えています。契約を取る、販売をする、何にでもそうですが顧客がいて、商品・サービスがあって、合意をもって成果になります。その「合意」というところを一番肌で感じられるのが営業職だと思いました。カスタマーサクセスや販売員などの顧客と接する職種にも同じことが言えますが、「こういうサービスがこの価格なら売れるのか」ということに、来る日も来る日も接していると自然と需要と供給のバランス感覚が養われます。そして、その感覚は「他のすべての職種に通じるスキル」になるのです。

営業職。食わず嫌いをしないで、やってみてもいいのでは?と思う程には、この3つのメリットは大きいのではないかなと思います。

営業職がそうなのではなく、会社の文化や環境、上司やチームの問題では?

次のトピックはちょっと乱暴な言い方になってしまうのですが、「そもそもそれって営業職特有のものではなくない?」という話です。

・上司のプレッシャーがきつい
・ノルマ設定が高すぎる
・勤務時間が長い、定時で帰りづらい
などなど。「営業あるある」みたいな話をすると結構出てくる話ですが「このあたり、ほとんどは職場の人間関係や、上司のスタンス、会社の風土であって、”営業職だから当然そうです”というものじゃないからね!」と言いたいです。

私の勤めている会社の営業チームは
・個人に対してのプレッシャーはかけない
・ノルマというよりはチームの目標数値
・顧客依存ではあるけど休憩や休息は自由に取れるようにする
などなど、企業の文化やチームのルールなどでいくらでも軽減できます。

それに、上司のプレッシャーがきついのは技術職でもあることだし、ぶっちゃけ言うと「職種ではなく上司の性格」でしょう。ノルマがあるのはある意味当然で、技術職なら納期、ボクサーなら戦績、アイドルならファンの数、と、営業に限らずどんな職種にも「数値目標」というものはあるものです。

他にも、料理人や警備員、教師やドラーバーなどなど。どんな仕事にだって、いいことや悪いことはあるものです。そんな中で、とりわけ営業職にまつわるネガティブイメージが強いのはちょっと物言いしたいなと思ったのが今日のお話しのきっかけです。

でも、ほら?これを読んで営業職も捨てたもんじゃないかなって思いました??
ひとつの参考意見として誰かの心に留まれば幸いです。

そういえばその昔、「営業」を手伝うのではなく「営業調整」を手伝うという謎のサービスをしようと思ったことがありました。ただ顧客を開拓する、仕事を取る、サービスを売るのではなく、営業とはむしろ調整業務(今で言うとエンゲージメントの構築とでも言うのでしょうか)にこそその価値があると思ったのです。
確かエイプリルフールのネタとして使っただけで実際にはしませんでしたが。。このお話しは長くなるのでこのくらいで。

今日お話ししたいのはこのくらいです。
最後までありがとうございました。

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